2014年10月4日

コクヨ CamiApp S(iOS版)モニターレポート「文字認識」ぼくの字だと96%を超えた

コクヨS&Tのデジタルノート、CamiApp Sをモニターさせていただきました。
 (詳しくは「CamiApp Sの発表イベントでデジタルノートの誕生を目撃した」

前回の「開封の儀」に続き、ぼくが一番気になっていた【文字認識】の精度を調べます。

文字認識の精度は80%?

ブロガー向けの発表会では、認識率は80%程度という話でした。
さて、どうなのか。

早速、書き始めます…。



と書いたものを、iPhoneのアプリから読み取りさせると、
画像とテキストになります。


テキストの詳細を確認してみると、ほぼ完全に認識されています。
100%です!



がんがん書いてみると…

こんな感じで、1ページ分を書いてみました。



右下のチェックボックスに、チェックを入れると
CamiApp S自体にデータが格納されます。

次に、アプリから読み込みをさせると…
こう表示されます。



【認識結果】
約330文字中、誤認識は5文字=1.515%
つまり認識率は 98.485%



ちなみに認識できた文字は、
書いている内容が電子化されると思うと、もう少し
きれいな字で書かなくては…と思いつつ…。
なんと、100%の読み取り!
書いていても紙の厚みでシ字いたような感触がする。
でもしっかり読みとれる。
筆圧での認識ではないからだろう。
さて、この5行はどうかな一。
5行のうち、読みとれなかったのは「シ乳の一字のみ。
サンイの角度が悪かったのかシ字
なってしまった。
ぼくの字で書いていると、認識率80%は
ラクラクそうだ。
現実的には、もう少し乱暴なので、
そのときどれくらいになるかな。
ただ、ノートメーカーだけあって、ノートそのものに
書きこむという基本動作はほぼそのままで
利用できるのはすばらしい。
あとは、ンの色、インクの色の
バリエーションがでてくると面白いなあ。
赤字が認識ミスの箇所です。


ただ、今回は初回ということで、丁寧に書きました。
そのため、筆圧が強めになったようで、ノートの裏はこの有様…。



二回目の認識調査

というわけで、再び書き込みます。
今度は筆圧を弱めに、少し雑に書いてみます。

書いたとおり、省略したり、字を崩したり、書き足すとどうなるでしょうか。



【認識結果】
約235文字中、誤認識は8文字=3.404%
つまり認識率は 96.596%



認識したテキストは、
さてぼくの文字との相性はずまずよさそうなので、
もう少し雑に書いてみる。
前回くらいの書きかただと,筆圧が強くて、
裏うつりしてしまうからだ。
と気づいたのだが、「」と「フの区別は
難しそうだ。さて、どうなるか。
あとは書き足すとどうなるか。
さっき書いた「区別」の区。
区まで書いて、区に書き足したのだ。
無意識とはいえ、字を書くときに、
いろんなクセがありそうだ。
省略する
くずす
書き足す
さて、どれだけ認識されるか楽しみ
実はデーーて書いたとらアで取り込みが
終わったようだ

句読点の読み取り、文字と記号の混在が出ました。
それでも、96%超の読み取りはすばらしいです。

三回目の認識調査

三度目の調査です。
今度は、CamApp Sへの要望を書いてみます。



書き終わったあと、アプリからCamiApp Sのデータを読み込みにいったのですが…。

出来心で、読み込み最中にCamiApp Sに書き込みを始めてしまったのです…。

と、出てきたのが
エラーコード:18



なんと、このエラーコードが出たあと、再度データ読み込みをしてみたものの、データは消失してしまったのです。
恐るべし、エラーコード:18

というわけで、データ読み込み中は触らない方がいいです!

最後の認識調査

ついに四回目、そして再度の認識調査です。



【認識結果】
約360文字中、誤認識14文字=3.889%
つまり認識率は 96.111%



認識できたテキストが
データ取り込みをスムーズにスピーディーに、
、、、画像データがボトルネックな
テキストだけ取り込みできればいい。
というわけでデータ取り込み中に書きだしたら、
エラーを起こして、データは消えてしまった。
でも、CamiAPPのすばらしいところは、
ノートそのものが残っている点だ。
そこから書き起こせば、データはなくならない。
アナログであることの価値は、
・書くいう作業による利はス
アナログで残っている
ということなのかもしれない。
あとは、発表会のあとでも、参加者の
希望していた「社内シスムとの連」は
どうなる
法人マーケットがターゲットに入られば、生産台数も増え
単価も下げられるかもしれない。
今後の広がりに期待したい。
とにかく、わたしのようなーブロガー1こ
モニターの機会をいただいたことに感方射
コクヨさん、ありがとうございました!
というわけで、文字の認識調査に特化して、モニターさせていただきました。

ペンで書いたものを読み取ってほしい、という利用者からの視点だと、
実は画像はいらなくて、【テキストだけ読み取り】があるとうれしいです。

既存の共有サイズの低画質版があればよいのかもしれませんが。








まとめ

CamiApp Sの2万円という価格をどうやったら乗り越えられるでしょうか?
ぼくにとっては課題は1つでした。

ペンの自由度

文字を書くという行為は、【書くもの】と【書かれるもの】のセットが欠かせません。
今回、CamiApp Sは【書かれるもの】のデジタル化に成功したと思います。
デジタルノートの名前は伊達ではありません

となると、今度は【書くもの】、すなわち筆記具のデジタル化に挑んでほしいです。

個人的には、愛用しているLAMYのSafariで書けるなら、即買いです!

改めて、コクヨさん、ありがとうございました!

この黒いカバーの質感が気に入ってしまい、手放すのがつらかった…。



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