しかも必ず面接の最後に聞くことにしています。
「最近読んだ面白い本を教えてもらえますか?」と。
(「1ヶ月毎日ブログを書くぞ!」メンバーのY氏が「読書」の記事「読書が苦手なら本を2冊持ち歩け」を書いているので便乗します。)
採用面接が終盤になるあたりで、
「逆に聞いておきたいことはありますか?」
と、質問者から面接者に一次的に質問権を預けます。
意外な質問が出ることもあれば、
質問を連発して興味や意欲を伝えようとするひともいます。
逆質問が終わると、次のステップの説明や連絡する時期など、面談後の話にシフトしてきます。
そして、お互い、そろそろいいよね?という空気のなか、
「最後に、なにか質問はありますか?」と
念のための質問が出て、「はい、大丈夫です」などと答えて終了です。
このとき、ぼくはさきほどの質問をします。
同僚がまだ質問するの?と、にらんできても気にしないで。
「最近読んだ面白い本を教えて教えてもらえますか?」
すでに面接が終わりそうで、少しほっとした瞬間がベストタイミングです。
おすすめの本を答えるだけの簡単な質問だと思いますか?
実は、この質問でたくさんのことがわかります。
まず、1つ目の質問では
- 本を読むかどうか=情報に対する感度の高さ
- 本のジャンル=興味関心のある分野
新しい職場に加わってもらう以上、既存の組織に慣れてもらう必要があります。
そのとき、知的好奇心の高さや情報収集への熱意はとても大切です。
本のタイトルがでてきたら、次の質問です。
「その本はどういう点が面白いのか、簡単に教えてください。」
2つ目の質問への答えでは
- どんな本なのか、ずばり説明できる=情報の要約力
- 面白いものをひとに伝えられる=コミュニケーション力
- 想定していない質問にどう答えるか=会話力、語彙力
一緒に働く同僚とは、昨日面白かったテレビ番組の話をしたり、おいしかったランチをおすすめしたりしますよね。面接の相手と一緒に働いたら、どんなやりとりをするか、疑似体験できるのです。
たった2つの質問ですが、そのひとの意外な一面を知ったことがあります。
若くて軽いノリの男性は、深刻な事故に関するノンフィクションを丁寧に紹介してくれました。
直前まで落ち着いて受け答えしていた男性が、本の名前をあがられず、どぎまぎしたあこともあります。
「あ!その本、ぼくも読んだことがあります!」と盛り上がり、同僚にあきれられたり…。
少しアレンジして「よく見るテレビ番組はなんですか?」というのもあります。
なにより、いままで聞いたことのない面白い本を教えてもらえるかもしれません。
ただし、専門的なスキルの有無が最優先な場合など、採用条件によって適さないときもあると思いうのでご注意ください。
さて、いまのあなたらなら、この質問にどう答えますか?
Facebookのコメントで教えてもらえるとうれしいです。
ぼくなら、丸島和洋著『真田信繁の書状を読む』ですね。
この本の著者はNHK『大河ドラマ』の時代考証をしているかたで、真田信繁直筆の書状が紹介されているうえに…という詳しい話は、次回以降の記事で書きたいと思います。
なお、今回の記事について採用経験の長いかたからアドバイスをいただきました。
面接の場で「思想に関すること」は聞いてはいけないそうです。
質問を深掘りする場合は、ご注意ください。
参考「面接現場で聞いてはいけないタブーな質問集 | マイナビ転職 中途採用サポネット」
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現在このブログは1ヶ月間、毎日ブログを書くという無謀な企画に参加してます。
詳細は、Facebookページで公開されているので、よかったらどうぞ。
「俺たち1ヶ月毎日ブログ書くぜ!」
残り28本…。
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