2012年10月30日

アドテック東京2012の歩きかた(ビジターパスを最大限に使いこなす)

フルカンファレンスパスがあれば、という妄想めいた記事に続き、
広告主が無料のビジターパスでアドテック東京2012を楽しむ方法を考えてみます。

エキシビジョンとは
エキシビジョンは、さまざまな企業がデジタルマーケティングに関する商品やサービスを紹介する、大展覧会です。
商品・サービスの展示に留まらず、独自のスペースを設けて、ミニセッションを展開する企業もあります。なかには、公式セッションのスピーカーが参加するセッションもあるので、とてもお得です。

ビッグデータならルグランルーム
[ルグラン] (ガラス棟会議室5階G507)展示場ではないので、ご注意ください。
まず、30日(火)は、2011年に引き続き、独自のセッションを展開する通称【ルグランルーム】が登場します。
そして、31日(水)は、「i love data day」として、AKB48総選挙の予想ノウハウを政治や経済に応用しようというチャレンジが展開されます。
得意分野は、ずばり【ビッグデータ】。
ルグランルームのスケジュール

気になるセッションは、パネルディスカッション:アドテック本セッションでは話せなかった「ビッグデータ活用の光と影」 30日(火)15:00-15:45
公式セッションの勢いそのままで、引き続き裏セッションに突入するので、50分では消化不良になる恐れはないでしょう。なにより、公式カンファレンスでは話せなかった、と言い切ってしまうところがさすがです!(笑)

アドテクノロジーならオムニバズブース
[オムニバス](出展会場 ブース206)青いバルーンが目印!
最先端のアドテクノロジーを使いこなす(多分…)同社が、楽しくて勉強になるセッションを繰り広げます。もちろん、遊び心満載のブースでは、社長が大好きな卓球台やもう秋なのにお祭りらしく射的が用意されているとか。
得意分野は、ずばり【アドテクノロジー】
オムニバスのスケジュール

気になるセッションは、ad-techの進化がブランドサイドにもたらす変化とは?事例から読み取るリアル 30日(火)18:30-9:00
Web人賞を受賞したばかりのライオン中村氏が広告主の視点からアドテクノロジーを語る!(はず)。
そして、もうひとつ気になるのが、JaM Media Session@Omnibus Social当たり前時代の企業ブランディングとは? 31日(水)16:30-17:00
アドテックスピーカーのなかでも屈指の熱量を持つ、大柴ひさみさんが登場。
公式セッションではモデレーターを担当されるので、その分、ソーシャルメディアとブランドについて熱く語るはず!。
なお、セッションをまとめてみるには、こちらのセッション一覧のページを使った方が楽です。

コンテンツ視点で考えるなら
今年のバズワード「ビッグデータ」や昨年のバズワード「アドテクノロジー」もいいですが、やはり「コンテンツ」でしょう!

ソーシャルメディア時代のクリエイティビティを、もたらすものは何か?~「一回性」と「真正性」というキーワード~ 30日(火)11:00-11:45@ルグランルーム 
「「美魔女」ブームの仕掛け人が語る!アラフォーマーケティングの極意と、新雑誌「DRESS」の核心」 30日(火)11:50-12:30@出展会場内インテグレートブース
※すでに満席との情報も…。
高広伯彦氏と栗原康太氏が、「インバウンドマーケティングとは?」について「わかりやすく」解説する! 31日(水)14:00-15:00@出展会場内innovation stage
BtoBマーケティングの効果を高める新潮流~インバウンドマーケティング~  31日(水)13:00-13:40@出展会場内Workshop
インバウンドマーケティング~従来型デジタルマーケティング脳を切り替えるためのレッスン~ 30日(火)17:00-17:45@ルグランルーム

マーケター視点で考えるなら
マーケターとして成長したい、というかたにもアドテック東京はヒントを提示してくれるでしょう。

マーケティング全体をデザインする〜行き当たりばったりの企画は、もうやめよう〜 30日(火)16:00-16:45@ルグランルーム 
Think it free. アドテク時代のマーケッター論 31日(水)14:40-15:10@オムニバスブース
パネルディスカッション:データで拓く次世代マーケティングの可能性〜データを使えないマーケターに未来はあるのか?〜 31日(水)16:00-16:45@ルグランルーム

このブースは行っておきたい!いろいろ情報
ロックオン
エビス神社が出現。当然、神社には巫女さんが!そして、2日目には巫女さんがパワーアップするという噂が…(笑)。

日本マイクロソフト
先日発売開始されたばかりのWindows8を体験できる!
そして、マウスほか、マイクロソフト製品のプレゼントも!

レスポンシス
なんと、新型iPod nanoのプレゼントがある?

売れるネット広告社
前代未聞のブースが出現!行列必死でしょう(笑)

オムニバス
射的コーナー、卓球台で遊べるうえに、MacBook Airのプレゼントがある?

ルグラン
iPad mini、そして、AmazonのKindleのプレゼントがある?

以上、アドテック東京のWebサイトをもとに、知人友人から聞いた情報をまじえて記事を書きました。当然、私の主観によって偏ってます。そして、内容を保証するものではないのでご注意ください。
とにかく、アドテック東京を楽しみましょう!

2012年10月29日

アドテック東京2012の歩きかた(広告主がカンファレンスを聴講するなら)

来週(2012年10月末)、アドテック東京が開催されます。
アドテック東京とは、グローバルで開催されている広告に関する巨大なイベントです。

ぼくは、去年、一昨年と参加してきたので、その経験をもとに、独断と偏見いっぱいの紹介記事を書こうと思います。
まちがっていたら、ごめんなさい。

アドテックの参加者は?
アドテック東京の参加者は、広告業界に関わるひとたちです。
いわゆる広告代理店を中心に、広告主、デジタルマーケティングのツールベンダーなどが参加しています。
そして、公式のカンファレンスでは、それぞれの立場から有力なスピーカーが参加して、さまざまなテーマを議論する場となっています。

今年のアドテックのキーワードは?
アドテックでは、いま広告業界で注目されているネタが網羅されています。
今年でいえば、「ビッグデータ」「アドテクノロジー」「ソーシャルメディア」「モバイル/スマートフォン」「イノベーション」あたりでしょうか。
自分の仕事に役立つか、冷静に見極めて、お楽しみください。

もしフルカンファレンスパスを持っていれば?
ぼくは無料のビジターパスしか持っていませんので、有料パスがあるひとしか聴講できないカンファレンスのプログラムとは関係ありません。
ですが、もしカンファレンスパスを持っていたら観たいセッションを取り上げてみます。
※あくまでぼくの興味関心なので、ご注意ください。

30日(火)12:40〜13:30 [A-1]
「"傾聴とエンゲージメント:ソーシャルメディアでブランド・エクイティはどう創られるか」
このセッションの面白さは、ソーシャルメディアに関わる4者、広告主、ソーシャルメディア企業、サポート企業、広告代理店というさまざまな立場が一同に会することです。
アメリカのソーシャルメディア事情に詳しい、大柴ひさみさんのモデレーターによる白熱した議論が聞きたいところです。

30日(火)14:40〜15:30 [C-3]
"アトリビューション・マネジメント:アトリビューションがもたらすマス広告も含めたマーケティング効果とは?
マス広告も含めた効果分析は可能なのか、第一人者が集まったセッションに期待大。

30日(火)17:00〜17:50 [B-5]
"最新デジタルインターフェースが創出する新しいマーテケィングの可能性とは?
成長著しいWebサービス、ニコニコ動画を提供するドワンゴとLINEを提供するNHNの強力コンビによるセッションに期待大。

31日(水)14:20〜15:10 [A-8]
「"ブランドとエージェンシー:変わり始めた広告主と広告会社の関係性?事例から見る理想的なタッグとは 」
このセッションの面白さは、登壇者の二人がともに広告主であることと、二人とも自由に発言されるタイプです。しかも、3人という少人数なので、深い話が聞けるかも!

ぼくのセッションの選びかた
ぼくがセッションを選ぶ際のポイントは、
  • 自分が興味を持っているテーマ、もしくは仕事に直結するテーマか?
  • 登壇者のなかに広告主がいるか→広告主からのツッコミに期待!
  • 登壇者が多すぎないか→自己紹介しているうちに時間が…!
の2点です。

というわけで、上記のセッションに参加したかたは、どんな内容だったか教えてください!

2012年10月5日

とれるカメラバッグは、こどもと遊びながら、こどもの写真を撮れるか?

こどもが成長するにつれて、
ある課題に直面するようになりました。

「こともと遊びつつ、こどもの写真や動画を撮影できない」
 
こどもが小さいうちはどうにかなったものの、成長するにつれ、遊びの難易度は上がります。カメラを持ちながら、サッカー好きの息子のドリブルを防げません。
家族は、こどもの写真をもっと撮って!といいます。

そんなとき、見かけたのが【とれるカメラバッグ】です。
しかも、幸運なことに、レビュアーの機会をいただいたのです。
しかし、しかし…、かっこいいことを書かなければ!という邪(よこしま)な気持ちが邪魔をして、ずっと書けずにいました。
でも、新シリーズの【ひらくPCバッグ】が誕生することを知りました。
いましかない!と思い、モニターさせていただいた感想を率直に書きます。

とれるカメラバッグは、こどもと遊びながら、こどもの写真を撮れるか?

・わたしの装備
コンパクトデジタルカメラ
デジタル一眼カメラ
デジタルビデオカメラ
3台入れても、余裕があります。
(上から見たところ)
カメラ本体を入れる箇所と、薄型のタブレットなどを入れる箇所の2つの収納部があります。
(裏から見たところ)
バッグ本体の左右から、太いベルトがのびています。
この太さのおかげで、少々重くても大丈夫。




使った回数
ほとんどの土日はこのカバンを持って、遊びにでかけています。
なので、かれこれ100回以上使いました。

感想その1 両手が自由で、自由に使える範囲が広い

とれるカメラバッグの特徴のひとつは、たすきがけするベルトです。

このベルトで、たすきがけをすることで、バッグ本体が身体に密着します。
そのため、カメラバッグを身につけながら、サッカーもできます!

実は、それまで使っていたカメラバッグでも、たすきがけはできます。
でも、カメラバッグが右か左、どちらかの腰の近くに寄ってしまうため、バッグが気になって遊ぶには不自由でした。

感想その2 カメラと目が近い

とれるカメラバッグの特徴のひとつが、バッグと身体の位置関係を自由に変えられることです。
とれるカメラバッグは、ひもの長さを変えることで、身体とバッグを密着させるので、ホームポジションを容易に変えられます。胸元から背中、腰のあたりまで、自由にずらせます。

ぼくの場合のホームポジションは、胸元です。
常にカメラと眼の位置がとても近くなるからです。胸元からさっとカメラを取り出し、すぐさま撮影できます!

感想その3 しっかりしているので、気にせず遊べる

最初、とれるカメラバッグは傷がつきやすいのでは?と心配しました。
こどもと遊んでいるうちに、なにかにぷつけてしまいそうな気がしたからです。

一度コンクリートの壁ですってしまい、恐る恐る見てみると、
この程度です。
充分な強度があると思います。
また、ベルトを締める部品の強度も気になります。
が、シンプルな構造にすることで壊れにくくなっていると思います。
また、プラスチックにすることで、ぬれてもタオルで拭くだけで充分なメンテナンスになります。


感想その4 バッグの中身も大丈夫

精密機械であるカメラをバッグに入れて、こどもと遊ぶことは正直怖かったです。
でも、遊んでいるうちにカメラバッグを持っていることを忘れることもよくありました。
しかし、これまでカメラがダメージを受けたり、故障したことはありません。レンズのカバーが外れるくらいです。

横から見ろと、デジタル一眼カメラのサイズに最適化された厚みなのがわかります。おかげで、カメラ本体はちょうどいい幅でしっかり固定されます。
一方、カメラを出し入れする口は広く、奥になるにつれ狭くなっています。カメラはスムーズに取り出せます。





感想その5 欠点は底がない?

なぜ【とれるカメラバッグ】は、写真や動画を撮りやすいのでしょうか?
カメラバッグの目的を、【運ぶ】から【撮る】に変えたからだと思います。

一方、【運ぶ】を捨てたことで、困ることもおります。

一般的なカメラバッグは、カメラをある地点から別の地点に運ぶのが目的です。そのため、運んだあと、どこかに置くと考えているので【底】があります。しかし、とれるカメラバッグに底がありません。

そのかわり、置かなくていいように設計されてます。
【撮る】ための構造に特化してるからです。

感想その6 カラーバリエーションという可能性
我が家に限ってのことかもしれませんが、黒ゆえに家族は使ってくれません。
その結果、【パパのカメラバッグ】と呼ばれるようになってしまいました。
カラーバリエーションが増えると、女性にとっても使いやすいバッグになるのではないでしょうか?

まとめ

こどもと遊びながら、こどもを撮れるか?という点で、モニターをさせていただいた結果、息子を含めた家族、友達の写真や動画をたくさん撮りました。
撮影しすぎて、写真や動画をどう整理するか、という課題に日々頭を悩ませるほどです。

そして、撮影が好きになって、知り合いの結婚披露宴にいけば、食事もそこそこに撮影に没頭するようになりました。もちろん、とれるカメラバッグとともに。
とれるカメラバッグ、ありがとう!そして、とんでもなく遅くなったレポートですみませんでした。

「とれるカメラバッグ | バッグからカメラ(一眼レフ)を素早く取りだすおしゃれなカメラケース abrAsus(アブラサス)」

追伸
もうひとつ記事を書いています。
「番外編 通勤に【とれるカメラバッグ】を使うとどうなるか?」です。

2012年10月4日

小林三郎さんの講演(2012年10月3日)

イノベーションに関わる人なら欠かせない一冊、
『ホンダイノベーションの神髄』の著者、小林三郎さんの講演を聞きました。
小林さんは16年かけてエアバッグを開発したかたです。
イノベーションに関するずば抜けた経験値ともに、
熱い想いにしびれました。

明日からさらにイノベーションに挑みます!

2012年10月3日

このブログについて(2012年10月)

Googleが提供するブログサービス、Bloggerのアカウントを取得したのが、6年前の2006年です。
3つの記事を書いて放置していましたが、思うところあってブログを作りなおします。

題して、「イノベーションの南」。
10年以上マーケティングに関わるなか、ぶつかっている壁がイノベーションです。
腹をくくって、じっくりつきあおうと決めました。

とはいえ、イノベーションをひとつの軸にしながらも、実は自分軸で語ります。
かっこいいことを書こうとすると、記事を書けなくなってしまうからです。

だから、“南”という言葉と組み合わせてみました。
あらためて、よろしくお願いします。